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Posted by - 2017.05.29,Mon
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Posted by エスシー - 2015.06.19,Fri
AKAという男がいた。


初めて出会ったのは高校2年の頃だ。

当時の俺は、「未来」というものにあまりいいイメージを持っていなかった。

このまま順調に大学受験して、順調に大学を卒業して、順調に社会人になっていく、
ということに憂いていた。

これから成功し続けてもこんなものか…


小学生の時は漫画家に憧れていた。
クラスでは絵が上手かったし、自分で描いた漫画をみんなが読んでくれた。

しかし、そんな簡単になれるものではないと、
大人の言葉を受け、次第に漫画家なんて無理だと諦めた。


中学の時は学校の先生に憧れていた。
数学が好きだったし、人にものを教えるのも好きだった。
妹によく勉強を教えていたのも中学の時だった。

それも、教員免許は取れても少子高齢化の近年では就職は難しい、なんて言われ、
なりたいと思ってはいたが、あまり現実的ではないものなのだと思っていた。


そして高校生になって、結局将来の夢も持てぬまま、
受験戦争へのエスカレーターを徐々に登っている頃だった。


何気なくオフ会というものに興味を持った俺は、渋谷で初めてのオフ会に参加した。

同じオタクではあったが、そこにいたのはみんな俺より年上で、
カラオケの選曲も、昔のアニソンや特撮なんて一切知らない俺とはまるで噛み合わない。

しかし、その中に一際輝いて見える男がいた。

そう、彼こそがAKAである。

彼は自分で同人誌を描いて、プロを志望しているようでもあった。
そして、とても楽しそうに見えた。

俺の今まで抱いていた大人像とはかけ離れていたのである。

夢を持っている人間はいつまでも若いのか…


それは、俺が絵師を目指すきっかけとなった出会いだった。



俺が高校を卒業して北京に行った一年後、真夏の日。
彼と会ったのはそれが最後のことだ。

彼からペンタブを貰った。
それは彼が愛用していたものだった。

俺はペンタブの値段以上に重いものを貰った気がした。
その時心に誓ったのである、

俺は必ず有名なイラストレーターになってみせる、と。


…あとは、俺の夢を嘲笑った全ての人を見返すためにもね。
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留学生として北京の大学に通ってます。
趣味は絵を描くことと、音楽を聴くこと、歌うこと、ギターを弾くこと。遊戯王とかポケモンとかもやってます。
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